En route to Diamond

DIA目指して、Norisanが飛ぶ!

ANAで一番燃費がいい飛行機を徹底分析!!

こんばんは、お修行兄さんです。

今回のテーマはお修行兄さんがずっと

昔から気になっていたことを

分析していきたいと思います(笑)

 

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はい、そのテーマとは「ANAで一番燃費がいい飛行機は?

飛行機マニアでない限り、なかなか思い浮かばないですよね(笑)

という訳で、今回は飛行機大好きさんはもちろん、

あまり詳しくない方にもわかりやすい記事を目指します。

 

それではテンション上げて、まとめていきましょう!

 

1 「燃費」を求める定義

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さて、「燃費を求める」ことが今回のテーマでありますが、

その燃費をどう求めていくか、まず定義付けをしましょう。

参考までに車の燃費の求め方はというと、

 

最大走行可能距離(Km) ÷ 最大搭載ガソリン量(L) = 燃費(Km/L)

以上の式で求めることができます。

 

さぁ、飛行機の場合はどう求めていきましょうか。

今回は信ぴょう性を考えて、ANAが公表している

数字をもとに計算していくことにしました。

 

最大航続距離(Km) ÷ 最大燃料積載量(L) = 燃費(Km/L)

 飛行機の燃費は上の式で簡単に計算することができます。

なお、空気抵抗や空気密度など燃費を左右する要因は

たくさんありますが、今回は全て一定と仮定して、

計算していきたいと思います。

 

最大航続距離および最大燃料積載量は

ANA公式HPの「機種・シートマップ」から簡単に

照会することができます。

 

www.ana.co.jp

 

 

 

ANA保有する国際線の機材の燃費を計算!!

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それではテンション上げて、1機種ずつの燃費を

サクサク求めていきましょう!

まとめて結果だけを知りたい方は、目次から飛んで下さい(笑)

 

A380-800/フライングホヌ

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まずはお修行兄さんのお気に入り、フライングホヌから

燃費を求めていきましょう! 結果はリッター41mとなりました。

確かにそうですよね。ただある意味、これだけ大きな巨体が

1リットルの燃料で41m進むと考えるとすごいですね(笑)

 

ボーイング777−300ER (77W)

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ANAの777の中でも羽田=ニューヨーク線などに

投入される777−300ER型機について求めていきましょう。

結果は1リットル当たり、81メートル飛ぶことができるそうです。

 

ボーイング787−10(781)

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続いては国際線に順次投入されている、787シリーズの最胴長

ボーイング787−10について見ていきましょう。

さすがは燃費がいい787らしく、リッター92m。

この数字がいいのかどうかは、これからの分析次第ですね。

 

ボーイング787−9/789

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続いては近距離国際線から長距離国際線まで幅広く

投入されている787−9。ついにリッタ−100m超えました。

さすが最新鋭の航空機だけありますねぇ(笑)

 

◉787−8/788

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続いては羽田=ソウル線などに投入されている787−8。

こちらでも787シリーズの燃費の良さが表れていますね。

あとから色々比較するのが楽しみですね(笑)

 

ボーイング767−300ER/763

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ANAの中型機以上で唯一ウイングチップがついているのが

ボーイング767−300ER型機。

こちらも新造機らしく、燃費もいいような気がしてきました。

果たして全体でのランキングはいかがでしょうか?

 

ボーイング737-700/737

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さて、国際線で唯一の737シリーズは700型。

関西ー上海などの近距離国際線に投入されています。

何かの計算間違いかと思いましたが、もしかしたら

こちらの期待が燃費ランキング1位??笑

 

エアバス320neo/320

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ここでもまた燃費ランキングを更新でしょうか?

こちらの新造機になると、リッター264メートル!

車でいうならとんでもない数字ですが、飛行機なら

かならいい方の数字ではないでしょうか?笑

 

3 国内線機材の燃費を計算してみる!

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続いては国内線使用機材の燃費を計算していきましょう。

国際線に比べて短距離を往復する国内線機材については、

どんな結果になるのでしょうか?

早速調べていくことにしましょう!笑

 

ボーイング777−300/773

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ANAの国内線を飛ぶ最大の航空機は777−300。

燃費について見ていくと、やはり大きさに比例しているのか、

サイズが大きくなればなるほど、小さくなるような

気がしますね・・・。

 

ボーイング777−200/772

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計算して見て驚いたことですが、777−300と

こちらの777−200では燃費が同じなんですねぇ(笑)

やはり計算して見ないとわからないものですねぇ。

 

ボーイング787−9/789

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当たり前のことながら、国内線にも787が飛んでいるわけで、

国内線の方の787の燃費も見ていきましょう。

結果はリッター84m、詳しくは後で比較しましょう!

 

ボーイング788−8/78P

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ANAの787には国内線専用機もあり、こちらの燃費は

リッターあたり39m。やはり燃費がいい787であっても、

国内線専用機材になると燃費が少し悪くなるのかもしれません。

後から徹底的に比較してみることにしましょう!

 

ボーイング767−300/76P 

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続いてはANAの中距離国内線で主力機として活躍する

767−300を見ていくことにしましょう。

リッターあたり73m。この数字はどちらに転がるのか・・・笑

 

ボーイング737−800/738

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続いては国内線仕様の737としては最大型の800型機。

気になる燃費はリッターあたり150mとなり、

なかなか優秀な結果ではないでしょうか?笑

 

ボーイング737−700/73P

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737の派生型では中間サイズにあたる737−700。

こちらも小型機だからでしょうか、燃費がいい印象を受けます。

ちなみにお修行兄さんは関西から那覇にて乗りました(笑)

 

ボーイング737−500/735

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現在ANA保有するジェット機の中では一番小型の

737−500。航続距離は那覇から新千歳までひとっ飛び。

そんなこの機体の燃費はリッタ−139メートル。

こちらもなかなかいい燃費なのではないでしょうか?

 

エアバス320−200

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続いてはLCCでは主力機として日本・世界の空を飛んでいる

エアバス320。ANAでは余裕を持って166席仕様となっています。

そんな320の燃費はリッター99m。

なかなかの数字ではないでしょうか?

 

ボンバルディア DHC8-Q400

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国内線就航機材の最後を飾るのはANA唯一のプロペラ機、

DHC8-Q400といきましょう。気になる燃費は機体が軽いからか、

リッター310m。数字だけ見ると1番いい数字かと思いますが、

果たして結果はいかがでしょうか?

 

4 早速、燃費がいい順に並べ替え!

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それではそれぞれ求めた燃費をまとめて、一番燃費がいい

機体の選定と参りましょう。

それでは早速見ていきましょう!

 

◉国際線機材編!

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まずは3章で調べた燃費を表にまとめてみました。

さてここからどのように変化していくのでしょうか、

燃費がいい順番に並べ替えてみましょう。

 

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燃費がいい順番に並べ替えてみました。国際線機材で一番燃費が

いいのはA320neoとなり、続いて737−700となりました。

やはり機体の大きさで考えると大型機2機は下位となりました。

 

◉国内線機材編!

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はい、国内線機材の燃費の数値を簡単にまとめてみました。

果たして、国内線機材で一番燃費がいいのはどれでしょうか?

早速、並び替えてみましょう!

 

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並べ替えてみるとおおよそ軽い機体ほど燃費が良く、

重たい機体ほど燃費が悪いという結果となりました。

 

うん、普通ならここで

「一番燃費がいいのはボンバルでしたー」となるのですが、

これでは少しありきたりすぎますね。

軽い方が有利に働くことは予想通りです(笑)

 

そこで次の章に続きます!

 

5 機体の大きさを加味して計算してみる!

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さぁ、タイトルの通り、機体の大きさを加味し、

改めて計算してみることにしましょう。

 

計算方法はいたって簡単。算出された燃費に座席数をかける。

こうすることにより、燃費をもとに1リットルの燃料で

満席の機体を飛ばす際のエネルギーを求めることができます。

燃費とは少し脱線するかもしれませんが、

面白いので検証してみましょう。

 

単純に機体の大きさを掛け合わせてみてもいいですが、

今回は座席数をかけて計算してみることにします。

 

◉座席数を掛け合わせてみた結果! 国際線機材編!

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早速座席数を掛け合わせる計算をしてみました。

ちなみに複数座席数設定がある場合は、多い座席を採用しました。

 

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早速、新燃費(エネルギー効率)がいい順番で並べてみると、

やはり1番はA320neo、続いて787シリーズが続きます。

超巨大なホヌは別として、新しい機材ほどエネルギー効率が

いいと考えると、この結果はあながち間違いではないようですね(笑)

 

しかし国際線機材に当たっては、特段大きな差はなく、

ある程度燃費が一定であるような印象を受けます。

 

◉座席数を掛け合わせてみた結果 国内線機材編!

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次に国内線用機材の分析をしていきましょう。

国内線においても、座席数が多い場合は多い方を採用しました。

さぁ、早速並べ替えてみましょう!

 

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はい、早速並べ替えてみました。

驚いたのが最新式の787では数値が格段にいいのに、

意外といいと思っていた777シリーズが悪いということ。

打って変わって、737ファミリーは比較的燃費が良く、

これなら保有率の割合が大きいのも納得できます。

 

6 結果発表!! 最も燃料効率がいい機体は?

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少し分析が足りない気もしますが、少しマニアックに

なってしまいがちなので、この辺りで終わりにして、

結果発表といきましょう!

 

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まずは国際線部門から見ていきましょう。

単純に燃費がいいのは以上のような結果となりました。

国際線では新しい機体であればあるほど、燃費がいい印象です。

 

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続いては機体の大きさを加味した場合の燃費ランキング3。

やはり機体の大きさを加味しても、A320neoは堂々の1位。

また燃費を現実的に見てみると、やはり787の最新式は

名実ともに燃費がいいのだと考察できますね(笑)

 

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続いては単純に燃費だけを比較した場合のランキングです。

国内線部門ではやはり機体の大きさが功を奏してか、

ボンバルをはじめとする小型・中型機がランクインしました。

 

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続いて機体の大きさを加味して検証してみた結果ですが、

1位にはこれもある意味予想通り、ボーイング789が躍り出て、

2位、3位は不動の737ファミリーが鎮座しています。

737シリーズに改めて、愛着がわいた気がします(笑)

 

7 実際の運航路線での燃料費はいくらくらい?

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ランキングの結果はある程度出たので、最後にコーヒーブレイク。

実際の運航路線ではどれくらいの燃費がかかるのか、

勝手にシミュレーションしてみました!

 

!!注意!!

シミュレーション結果については、「へぇ〜」程度に

軽〜く受け止めていただけると幸いです。

 

なお、ボンバルなどは航続距離の制限がありますが、

もし直行便があったら、という体でご覧いただければと思います。

 

今回は試しに、羽田から那覇に全機種で直行便を飛ばした場合、

それぞれの機体で燃料費がいくらかかるのかという計算をしたいと

思います。なお、計算の際には以下の条件のもと計算します。

 

1 試算をする区間は羽田ー那覇区間として、

  羽田ー那覇区間は1824Km(約984マイル)とする。

2 燃油価格は60.79円/Lとする。

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(出典)https://pps-net.org/statistics/crude-oil3

3 予備燃料の割増率は1.5倍で計算する。

4 燃料は満タンに積むこととする。

 さぁ、ではテンション上げて求めていきましょう。

 

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ざっと計算してみると、このような結果となりました。

個人的にはトリプルセブンについて、何か計算間違いをしていないか、

とても不安になります(笑)

 

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燃料が安い順番に見ていくと、ボンバルが一番ですが、

実際には路線就航していないので、現実的なところで、

737−700の88万円台が最安となりそうな結果となりました。

 

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また予備燃料の搭載掛け率として1.5倍で計算しましたが、

仮に予備搭載しないと考えれば、およそ現実的な値段に

なるかと思います。最大でもトリプルセブンの約500万円ですね。

 

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物は試し、ということで1分あたり、1秒あたりの

燃料費を考えてみました。

一番安くても1分4000円台から、

そしてトリプルセブンになると、1分で35000円程度、

1秒あたり、約600円という結果となりました。

 

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1秒に1回、クーポンを使っててりやきマックの

セットを注文するのと同じ勢いです(笑)

 

この計算が正しければ飛行機はすごい勢いで、

燃料を消費しながら飛んでいるということですね(笑)

 

8 まとめ

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はい、では本日のまとめといきましょう。

本日のこの記事では飛行機好きなら気になったことはあると思う、

1 一番燃費がいい飛行機は何か?

2 実際の燃料費はいくらくらい?

という2本柱で色々分析をしてみました。

 

実際のところパイロットや整備士さんではないので、

細かいところまでは正直素人にはわかりませんが、

今回の記事を通じて、少しでも飛行機に興味を持って頂いて、

実際に飛行機に乗ってみたい!となれば本望です。

 

これからも飛行機のことを好きになっていただける、

好きだった人にはもっと好きになってもらえるような、

そんな記事を書いていけたらと思っています。

 

それでは本日も最後までご覧いただき、

ありがとうございました!

 

また次の記事でお会いしましょう!